江戸時代から300年、変わらないこと【#01】
2019/08/23 12:30
2019/08/16 17:21
名言・格言は、私たちに人生の深みや新しい扉を開かせるだけでなく、ビジネス英語の学習や勉強をすることもできる最高の教材です。文法の解説を確認するとともに、名言・格言を音読をすることで、独学でも十分に英語力を上達させることができます。いますぐビジネスで使えるシーンでの例文も合わせて紹介します。
Koji Masaoka
東京大学理工学部卒。卒業後は大手企業の北米拠点で活動。 情報応用学、統計学まで幅広いジャンルのグローバル業務経験をもつ。
趣味:散歩・テニス。
〜自分の未来を予想する最善の方法は、それを創り出すことだ。〜
Peter Drucker (ピーター・ドラッカー)
「この先どうなるのだろう。」そんな風に思うことは誰にでもあります。
しかし、未来は誰にも予想できないもの。
どんな未来予測も机上の空論に過ぎないとも言えます。
ただ間違いなくその未来を創り出すのは私たち自身、あなた自身。
どんな未来になるのか案ずるよりも、頭でっかちに考えるよりも、自分の創り出したい未来を創り出していく道を選ぶことが最善であり、最も確実な方法なのです。
英語を学ぶとき、多くの人がこう問います。
「英語ができるようになるには、どれぐらいかかるんだろう?」と。
一見普通に思えるこの問いですが、実は漠然とした不安を生むだけの問いです。
「本当にできるようになるんだろうか。」
「できなかったらどうしよう。」
「そんなに時間を学習に避けるだろうか。」
「いつまで勉強を続ければいいんだろう。」等々。
けれど例えばもし「1年後に英語の会議に臆さず参加できる自分」という未来を描いたならば、その未来を疑うのでも、予測が正しいのかと想いを馳せるのではなく、そこを目指して今できること、すべきことを着実に重ねていくことが、その未来にたどり着ける唯一で最善の方法なのです。
予測する、描きたい未来を創っていく。未来を予測するには自分でその未来を創っていくこと。ーこれは英語学習でも同じことです。
「way to do(動詞の原形)」で「...する方法」という意味になります。
「to+動詞の原形」(to不定詞)は、この場合形容詞的用法で「~するための、~すべき、~する」という意味になり、直前のwayを修飾します。
to不定詞には主に3つの用法がありますが、名言の中のto create itの部分は名詞的用法で「~すること」と訳されます。
①This is the only way to solve the problem.
意味:これがその問題を解決する唯一の方法です。
wayの前にonlyをつけることで、方法が限られていることを表現できます。
前半を"We have no other way to…"とすると切迫感が増しますね。
相手に自分の提案をしたあと、承諾の決断を迫るときなどにも使えます。
"5 ways to solve the problem" など数詞をつけてプレゼンの見出しに使うこともできます。
②Do you have any good ways to improve that?
意味:何かこの状況を改善するよい方法はありますか?
複数の方法について言及するときは"ways"と複数形を使います。
goodの部分を別の形容詞を置き換えると、どんな方法かをクリアにすることもできます。
"improve(改善する)"はビジネスシーンでよく使われる単語なので覚えていると便利です。
③We must find a way to succeed this project.
意味:我々はこのプロジェクトを完成させる術を見出さなければいけません。
"find a way"は「方法を見つける・見出す」という表現。主語を変えて"You must find a way to…"指示する場面でも使うこともできます。
ただ"must"は命令に近い”しなければならない」なので、柔らかく表現したい場合は"need to”を変わりに使うとよいです。
ビジネスや人生、そして英語学習にも役立つ名言・格言集。今回はいかがでしたか?本コラムでは名言・格言を随時追加していきますので、チェックをよろしくお願いいたします。